口腔がんについて
2019/01/03
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
今年初の記事は最近多く見られるようになってきた「口腔がん」についてです。
お口の中にできるがんを総称して口腔がんと言います。大まかに分けると、舌にできる舌がん、歯肉にできる歯肉がん、口腔底にできる口腔底がん、頬粘膜にできる頬粘膜がんなどがあります。最も多いのが舌がんで、口腔がん全体の約3分の1を占めます。私たちの診療室でもむし歯治療時にしばしば鑑別を必要とするケースに遭遇しますし、また患者さんご自身が気にされて来院されることも最近多くなってきました。口腔がんは近年増加しており、60歳前後から増え始め,高齢になればなるほど多くなります。この傾向は今後も続くと予想されています。