歯周病について
2018/11/15
成人の多くが悩まされている歯周病は「噛む」機能を著しく低下させる最大の原因です。歯がぐらぐらしていたり、歯肉やその周囲が腫れ、痛みが出れば、噛むことさえ困難になります。栄養不足になるだけでなく、精神的なストレスも増大します。以前のブログでお伝えしたように、歯周病は細菌や微生物の感染などにより歯の周囲の組織が炎症を起こす病気です。歯肉だけに炎症が起きている歯肉炎と、歯周組織(歯の周りの組織)にまで広がった歯周炎に大別されます。歯肉炎の段階ではそれほど強い自覚症状はありませんが、歯周炎にまで進行すると歯の根を覆っている歯根膜や歯を支える骨(歯槽骨)などが破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。こうした症状は重症化するまでほぼ無症状で進行することが多いです。サイレントディジーズ(静かなる病気)と言われる所以です。